葛飾北斎の娘
2010.02.07 Sunday 19:39
気になって録画していた
「おんな北斎 天才浮世絵師は二人いた」という番組を
先ほど見た。面白かった。
北斎は確かに晩年に向けて、
作品数、画風ともに増え、90歳で亡くなるまでに、
3万点の作品を描いた。
その影で、
実は北斎の娘「葛飾慶為(かつしかおおい)」が、
アシスタント的に非常に良い働きをしていた
という内容だった。
というより、
むしろ技量は北斎を完全に越えている。
「吉原格子先の図」葛飾慶為
生没不明で、
北斎の死後の慶為の活動やどのような半生を送ったかも不明。
サインが絵の中に隠されているものが多い為、
慶為のモノと証明されている作品数も少ない。
しかし、凄い画力。
西洋絵画と浮世絵の中間のような技法で、
いっぺんに好きになってしまった。
渋谷の太田記念美術館で原画が所蔵されているらしい。
来週見に行こう。